【妊娠高血圧症候群とは?】妊娠高血圧症候群の予防方法も紹介!

妊婦さんが発症しないように予防しておきたいのが「妊娠高血圧症候群」。症状が悪化してしまい、母子ともに危険な状態になるのは絶対に避けたいことです。妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)で約10人に1人が妊娠高血圧症候群を発症しています。

 

妊娠中毒との違いを知らない方も多いようですが、妊娠高血圧症候群の特徴や症状を理解しておくと、予防対策やすぐに診断に行くなどの素早い対応をとることができます。

 

そこで今回は、妊娠高血圧症候群が一体どのような症状なのか、そして予防方法について紹介します。

 

 

妊娠高血圧症候群とは?妊娠中毒とは区別されるの?

これまでに、妊娠中期以降になって、むくみ、高血圧、尿蛋白のうち、どれか1つの症状でもあれば「妊娠中毒」と診断していました。

 

しかし、医療の進歩により、むくみだけでは妊婦と胎児に悪影響を及ぼさないこと、そして、高血圧であることが障害に直接関係することが分かってきました。

 

そうしたことから、日本産科婦人科学会が、2005年に従来「妊娠中毒」と称していたのを「妊娠高血圧症候群」に改めました。

 

また、諸外国の学会では1980年代後半から1990年代にかけて「妊娠中毒(Toxemia of pregnancy)」の呼び方を廃止し、「妊娠高血圧症候群(Toxemia of pregnancy)」に改めています。

 

 

妊娠高血圧症候群の前兆とは?どんな人がなりやすい?

高血圧の自覚症状には、めまい、頭痛、鼻血が出やすくなる、などが挙げられます。また、これまで何の異常もなかったのに、急にむくみが現れる場合にも注意してください。

 

また、妊娠高血圧症候群を患いやすい妊婦さんの特徴には、

  • 初産婦
  • 35歳以上、あるいは15歳以下である
  • 腎臓病や糖尿病などの持病を患っている

などが挙げられます。

 

これらの特徴に当てはまる妊婦さんは、特に症状の前兆に気をつけてください。また、遺伝的要素もあると言われていますので、妊婦さんの母親や祖母が妊娠中毒の経験をしたようでしたら、注意が必要です。

 

 

異変を感じたらすぐに診断してもらおう

妊娠高血圧症候群の前兆が見られたら、定期検診を待たずに、すぐに診断してもらいましょう。早期発見が重要だと考えられています。

 

病院では、血液や血圧、尿蛋白などの検査が行われます。妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧が見られる場合、また、高血圧と尿蛋白の両方が見られる場合に妊娠高血圧症候群と診断されます。

 

症状が悪化すると、胎盤・胎児の発育不全、子宮からの胎盤剥離など、母子ともに危険な状態となり、入院や早期帝王切開を行うこともあります。

 

また、妊娠高血圧症候群の発症により、脳や腎臓に合併症を引き起こすこともあります。

 

妊娠高血圧症候群だと診断されると、症状の程度にもよりますが、食事療法、薬物療法などで治療することになり、時には入院も必要です。

 

予妊娠高血圧症候群を発症しないためには前兆に早い段階で気が付くこと、そして、普段からの予防が重要だと考えられています。主治医の先生と相談して、食生活などを見直すなどの予防方法についても話し合うことが大切です。

 

 

妊娠高血圧症候群の予防法

この病気を発症する原因は解明されていませんが、今のところ、母体と胎児を繋ぐ胎盤に血管異常が生じることが原因だと考えられています。原因がはっきりと断定されていないため、効果的な予防方法が確立されているわけではありませんが、予防策はいくつか提案されています。

 

塩分の取り過ぎは発症リスクを高めると考えられています。そのため、日本産婦人科学会は発症予防として「塩分摂取を1日当たり10g以下」とすることを推奨しています。

 

カロリー制限も予防方法として挙げられます。ただし、過度なカロリー制限や塩分制限は逆に危険だとも言われていますので、必ず主治医の指導のもと行ってください。

 

また、ストレスを溜め込むのもよくありません。ハードワークや睡眠不足などでストレスが溜まると、自律神経の調子に異変が生じ、血圧に悪影響を及ぼすこともあります。ストレスを軽減することが予防につながります。

 

妊娠高血圧症候群にかかりやすい体質を挙げましたが、原因がはっきりと解明されていないため、誰にでも発症する可能性があります。妊婦の皆さんは予防対策に取り組みましょう。

 

出産後、妊娠高血圧症候群の症状は改善されるの?

症状が軽かった場合は、次第に回復していきますが、定期的な検査を行うことになります。症状が重かった場合は、メタボリックシンドロームや腎疾患を発症するリスクが高まることが報告されています。産後も引き続き健康管理に気をつけなければいけません

 

妊娠高血圧症候群の発症リスクを下げて妊婦さんの健康状態を保つには、症状の前兆を見落とさないこと、異変に気づいたらすぐに診断してもらうこと、そして何より予防が大切です。

 

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